【完】白衣とお菓子といたずらと
翌日、先生と話をして週末の土日に試験外泊をすることを決めた。
外泊が決まって、小川さんにメールを送った。
『会いたい』『話しがしたい』と。
俺はメールを送るのに、何回も文章を書き直して、送信ボタンを押すのにも時間をものすごく要したというのに、
案外返信はすぐに来た。
オッケーの返事だった。
あれ?何か事務的連絡だったかな?と疑いたくなるほど、あっさりとしたメールにショックを受けた事は内緒だ。
もっと、ほら、こう……何というか、可愛らしく絵文字をたくさん使ったような、長文のメールを予想していた。だから、実際のメールと想像の違いが大きすぎてなかなか受け止め切れなかった。
やっぱり俺の事なんてなんとも思ってないんじゃないかと、不安になるほどだ。
即、了解の連絡が来た時点で嫌ではないんだろうと思うけど、自信なんてなくなってしまう。
そういえば彼女、メールとか苦手で面倒だって言っていたなってことを思い出して、なんとか納得させたけど。
どこか外で会おうかという話になったけれど、俺の試験外泊中に病院の職員相手にそれはダメだろうと断られ、俺の家で会うことで決着した。
……俺の家。いや、俺はどうかと思うよ。初めて2人で会って、ちゃんと話をするのに、自宅でなんて。確かに、周りを気にしなくていいけど、問題もいろいろある。
んー、そんな2人きりの空間でなんて、彼女は警戒心が無さ過ぎるのか、それともわざとなのか。どちらにしても、俺が色々苦労しそうな気はする。
外泊が決まって、小川さんにメールを送った。
『会いたい』『話しがしたい』と。
俺はメールを送るのに、何回も文章を書き直して、送信ボタンを押すのにも時間をものすごく要したというのに、
案外返信はすぐに来た。
オッケーの返事だった。
あれ?何か事務的連絡だったかな?と疑いたくなるほど、あっさりとしたメールにショックを受けた事は内緒だ。
もっと、ほら、こう……何というか、可愛らしく絵文字をたくさん使ったような、長文のメールを予想していた。だから、実際のメールと想像の違いが大きすぎてなかなか受け止め切れなかった。
やっぱり俺の事なんてなんとも思ってないんじゃないかと、不安になるほどだ。
即、了解の連絡が来た時点で嫌ではないんだろうと思うけど、自信なんてなくなってしまう。
そういえば彼女、メールとか苦手で面倒だって言っていたなってことを思い出して、なんとか納得させたけど。
どこか外で会おうかという話になったけれど、俺の試験外泊中に病院の職員相手にそれはダメだろうと断られ、俺の家で会うことで決着した。
……俺の家。いや、俺はどうかと思うよ。初めて2人で会って、ちゃんと話をするのに、自宅でなんて。確かに、周りを気にしなくていいけど、問題もいろいろある。
んー、そんな2人きりの空間でなんて、彼女は警戒心が無さ過ぎるのか、それともわざとなのか。どちらにしても、俺が色々苦労しそうな気はする。