【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~


時政先輩の後姿を見ながら、自分の頬に両手を当てる。


顔が凄く熱い---



まさか氷の副会長と呼ばれている時政先輩が…、


私の頬にキスをするなんて---





---本当に驚いた---



時政先輩の姿が見えなくなるまでずっと、頬に手を添えたまま私は見送っていた。





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