【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~


今回は拳銃を全く使わないのか身一つでかかって来る敵に向かってジャンプをし、一気に飛びかかった。


スローに見える攻撃を軽く交わしながら、致命傷となる部分へ攻撃していく。



倒しても倒しても、中々終わりそうもない。


一体、何人倒せばいいのだろう?


ウンザリしながら闘っていく内に、大分敵の人数が減ってきた事に気付き気持ちに余裕が出てきた時だった。




「綾香ッ」



恢の声に黒服の男のあばらを折ったところで振り返る。




「この研究所を破壊しに行く。…お前も来るか?」


「行くッ!」



恢の言葉に力強く返事をする。

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