【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
そのころあたしは机に出しっぱなしの
課題を未唯のカバンに入れ片づけた。
♪~♪~♪
突然机の上に置いていたあたしの携帯が震えた。
ディスプレイに表示されていたのは
【中野圭】
圭??
電話だった。
「もしも……」
『もしもし!?舞衣!!課題教えて!!』
あたしの言葉を遮って何を言うのかと思えば
未唯と同じこと……
「いいけど、今なら未唯もいるし、これからお昼だけど……」
『うん!!それでいい!!
俺も昼食いたい!!』
「分かった、じゃあ、あたしの家に来て。バイバ……」
『うん!!じゃあなー』
ツーツーツー。