【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
「何笑ってんだよ!!」
「何笑ってんのよ!!」
圭と未唯の声がシンクロして、顔を見合わせた2人。
二人の中に笑顔が生まれた。
今の喧嘩は何だったんだろうか……
「ふふ」
こんな関係っていいよね。
なんか……
…あ、でも、未唯…圭がすきなんだよね。
「もういい!!さぁさぁ!お昼食べよう!!」
と未唯が声を張り上げて言った。
それに賛同するかのようにあたしと圭は食卓に着いた。