【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
「ね、そろそろ、2階に行かない??
1階(ここ)にお兄ちゃんいるから……」
「うん分かった。」
そしてあたしたちは2階のあたしの部屋に入った。
そしてベッドにもたれて座った蒼の隣にあたしも座った。
「舞衣、目瞑れ。」
「え?う、うん……」
あたしは言われるままに目を閉じた。
ギュッと抱きしめられたと思ったらすぐに離れた蒼。
「目開けろ。」
「うん。」
目を開けると、あたしの首と蒼の首に同じネックレスが。
「う、嬉しい……
ありがとう。蒼……」
あたしはまた蒼に抱きついた。