【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
「俺が舞衣を嫌いになるなんて
あり得ないっての。」
そう言いながら蒼はあたしを強く抱きしめた。
「蒼……学校だよ?まだ朝でみんないるよ?」
「見えないって、少し隠れた位置だからな。」
「蒼……っ」
唇が熱い……
蒼のキスはいつも以上に熱くて……
顔が熱い……っ
「……舞衣。好きだよ。」
「蒼……あ、たしも……っ」
あたしたちはみんなから少し隠れた位置で、キスをした。