【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
まぁ、取り合えず近くのクリニックでも行っておくか……
俺は白いTシャツにジーンズを履きパーカーを羽織った。
そして歩いて徒歩5分くらいのクリニックへと向かった。
「おおっ。蒼くん!どうした?」
俺が入ったすぐに声をかけてくれたのは親父の友達の信也さん。
小さいころからよくしてくれてるから
話はしやすい。
「最近めまい多くて。」
「すぐ診察しようか。」
そう言って信也さんは俺を診察室へと連れて行った。
「どんな時にめまいが多い?」
「えーっと。朝起きる時とか、夜中とか。」
「そっか。」
そう言って信也さんはどこかに立ち去った。