【完】イチョウ~あたしは幸せでした~







そして授業も始まり圭と新谷くんは教室に戻って行った。




「舞衣、蒼くんの事大丈夫なの?」



とあたしの前に座る未唯が先生の目を盗んであたしに話しかけてきた。




「う、ん……今のところはたぶん大丈夫……
普段からメールの返信来なかった時が多かったから。」



「でも、電話は……」



「相川!!」



未唯が言いかけると同時に先生に見つかった。



「あ、すみませーん。」



そして適当に謝ってまたあたしと話を始めた。



「電話はさ、出てくれてたんじゃないの?」



……



「あのね?あんまり
電話をしたことなくて……」




「えぇぇ!!!!!」




大声をあげる未唯にあたしはあわあわしていた。





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