【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
先生が居なくなって15分ほどで完成。
「お、わったー!!!ありがとう舞衣……」
「ううん。さらーっとしか説明してないけど、分かった?」
「なんとなくだけど、分かったよ!」
「よかった!」
「じゃあ、私これ提出してすぐ行くね!!
バイバイ!!」
未唯は笑顔でそう言って走り去った。
「バイバイ。」
あたしは教室の電気を消し鍵を閉め職員室に向かった。
トボトボと廊下を歩いていると、後ろの方から声が聞こえた。
「桐谷さーん!!」
振り返るとそこにはバスケットのユニホームを着た新谷くんが立ってた。