【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
鍋パーティ*
「舞衣ちゃん凛奈の事ありがとう」
「いえいえ。賢く眠ってましたよ!」
あたしはそう言って鍋の準備を始めた。
「舞衣、俺何すればいい?」
「コウくんは、そうだな~野菜切っててもらっていい?」
「了解!」と言って野菜を切り始めたコウくん。
あたしは料理は大の苦手、
たまにお兄ちゃんに教えてはもらってたけど、なんだろう。
まだうまくなんないや……
「舞衣ちゃん手伝おうか?」
玲央さんがそう声をかけてくれた。
「ぜひ!!」
あたしは目をキラキラさせて言った。