【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
第2章:きもち
お見舞い*
お昼も終わり放課後になった。
「じゃあまた~!!」
そう言って圭は真っ先に教室を跳び出した。
「彼女かな?
圭に好かれるなんて彼女さんが羨ましいね~」
「舞衣、圭が好きなのか?」
コウくんがあたしに聞いてきた。
「え?無い無い!!圭は無いけど、
圭、本気で好きになったことなかったんだ。
だから今圭が本気になっている人は凄いし羨ましいなって。」
「そうなんだ。」
「あ、未唯んち行こっ!!」
そしてあたしとコウくんは未唯の家へと向かった。