【完】イチョウ~あたしは幸せでした~
そして今、あたしとコウくん未唯の3人で未唯の部屋にいる。
「未唯大丈夫なの??」
「うん。大丈夫!!明日は行ける!!」
「よかったー!」
何でもない話をしているといつの間にか窓の外は暗くなっていた。
「舞衣、時間平気!?」
「うわっ!!ヤバいっ!!帰んなきゃっ!!」
あたしが荷物をまとめて部屋を出ようとした時だった。
パシッ
え?
「舞衣、送る。」
そう言ってあたしの腕をつかんだのは
顔を赤くしたコウくんだった。