俺様彼氏と同居生活
そこで止まったお母さんの目線は、私の後ろにある。



もしかして…。


そう思って振り返ると、先輩が立っていた。



「あら、お客さん?」



そう言ったお母さんの目は先輩に釘付けだ。



「あ、すいません。奈緒さんにケガの手当をしてもらってたんです」



「そう。それにしても、かっこいいわね」



え?お母さん?


それ、お父さんが聞いたら悲しむよ?



「いえいえ」



「そうだ!今日、一緒に夕飯食べないかしら?」



ちょっと、お母さん!



なんでそんな提案するの?


私たち今日初めて知り合ったばっかりだし。



さすがの先輩も、それは断るね?
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