恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
私は、慶次郎の力強い腕に自分の腕を絡ませた。
そして、近付く舌に舌を合わせた。
溶け合う。
絡み合う舌から感じる慶次郎の愛。
愛されている。
私達は愛し合っている。
私は慶次郎の浴衣の紐を引っ張った。
あらわになる慶次郎の体。
引き締まった筋肉質な胸。
「慶次郎、まぶしいよ」
写真用のライトがまぶしくて、恥ずかしい。
「このまま真智を見ていたい」
明るすぎる照明の中、慶次郎は私を見つめた。
「綺麗」
そう言うと、私の服の中にそっと、手を入れた。