恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「バカだよね。一生あんた独身でいるの?その方がお母さん悲しむよ」
「うん。わかってる。私がバカでした」
ピンクのバスローブ姿のモニカは、笑っちゃうくらいセクシーだった。
「でも、ああいう人って難しいよね。決断しちゃうと、絶対に考えを変えないタイプだから」
モニカは慶次郎をよくわかっていた。
さすが、たくさんの男を見てきただけある。
「別れたくない」
「だよね。でも、別れたじゃん」
私は肩を落として、落ち込む。
別れた。
そう、私達は別れたのだ。