恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「圭吾って、多分遊び人だね」
「え?」
モニカ分析スタート。
「圭吾は、いきなりフリーであることを真智に言ってきた。それって、遊び人がよく使う手段よ。しかも、一人暮らしであることも、サラッと話してる。俺んち、来いよってことだよ」
「そんな人じゃないもん!!」
「絶対そうだよ。料理教室の独身女性みんなに手を出してるパターンね。あんたもその一人よ。でも、勉強の為に1度くらい抱かれるのはアリかもね!」
シャンパンを一気に飲むモニカ。
ゲラゲラ笑って、ソファに倒れこむ。
「だってさぁ~、慶次郎に抱かれた感触、忘れられないんでしょ?」
笑いながらそんなことを言うモニカ。
「うるさいよ!!」
でも、本当のこと。
毎晩思い出してしまう。
慶次郎のキス。
声。
吐息。
汗。
肌。
全部、愛してる。