恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~





「僕は、お母さんを安心させるために、今やっている仕事とこれからやりたい仕事のことを話した。もしも、写真館がつぶれるようなことがあったら、就職させてもらえる出版社があるってことも話した。お母さんは笑ってたよ。そんなこと心配してないから大丈夫よって。いいお母さんだ」




「お母さんも、慶次郎も・・・・・・私に黙って、そんなことまでしてたの?」



「僕に会いに来ない君が悪い」






腰に手を回し、私を抱き寄せる。



私も慶次郎の腰に手を回し、またキスをした。





慶次郎は、私に写真館のアシスタントをして欲しいと言った。



着付けやメイクの勉強をしたいと言うと嬉しそうに笑ってくれた。




サトさんは、アシスタントを辞めた。



最後にちゃんと告白をして、スッキリ振ってくださいと言ったサトさんはとてもかっこいいと思った。



慶次郎は、サトさんの気持ちに気付いていながら、ずっと仕事をしてきて、正直申し訳ないという気持ちがあったんだと話してくれた。









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