恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~






「あの子、無理してるのよ。あなたを忘れるために、別の男と付き合おうとしている。それでいいの?真智はモテるからすぐに取られちゃうわよ」





不思議な会話をしてるわね、私達・・・・・・、とお母さんが笑い出した。




確かにそうだ。




僕とお母さんの会話は、とても普通では考えられない内容だった。




お母さんが、僕の恋を応援してくれているのだから。








「料理教室のイケメン君といい感じなのよ~!彼もなかなかいいんだけどねぇ」




とお母さんは僕を試すように言った。





「だめですよ。絶対にだめです!!」



「でしょ?それなら、ちゃんと真智と向き合いなさい」






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