恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~

甘い時間




-甘い時間-






ピチチチチ




小鳥の鳴き声で目が覚める。






「ん?」



「んんんん~」






白い肌、細い腕。



サラサラの髪。



小さなあくびをした。






「真智、おはよ」



「けいじろぉ~」





眠そうに目をこすりながら、僕の首に腕を絡めてきた。







幸せすぎて、おかしくなりそうだ。






戻ってきた。


僕の元に。






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