恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~

ところが、次の日も電話はなかった。

何日も連絡がないまま、私の心の中の慶次郎だけが勝手に動いている状態で、不安が募る。

電話をする勇気もない。

声が聞きたいのに、怖くてできない自分がいた。


毎晩、夢の中で“好きだ”と言ってくれる慶次郎。

強く優しくキスをしてくれるのは、夢の中だけ。

あぁ、私おかしい。

完全に溺れてる。

野嶋慶次郎に。


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