恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「今日は、夕方から撮影の予約が入ってるんです。ずっと一緒にいたいけど、今日は帰らなければいけない。また近いうちに会えますか?」
寂しくて仕方がなかった。
ずっと一緒にいたかった。
離れたくない。
「いつでも会えます」
そう言った後に、モニカのことを思い出した。
気が進まないけど、コンパの話を切り出した。
コンパなんて久しぶりだと言った慶次郎。
「私の友達、独身が多いんですよ。良かったら、誰かいません?」
「僕の周りも独身が多い。しかも、かっこいい独身が結構いるんですよね」
とトントン拍子にコンパ話が進んでしまった。