恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「真智さんは、だめですよ。僕のものですから。僕の隣に座ってもらいますから」
「もちろんです。私の友達、すごく美人なんですけど、慶次郎さん大丈夫ですか?」
慶次郎は、にっこり笑って親指を立てた。
「僕は一途ですから」
静かに静かに進んでいく恋だった。
少しずつ相手のことを探り、相手を知り、心の中へ入っていく。
ゆっくりと、無理をしないペースで。
お互いを大切に・・・・・・
そんな優しい恋だった。