memory
変わらない想い

出会い



夏の終わり…
涼しくなってきた頃。
公園で1人で泣いていた。

小4だった私は、母と喧嘩をして
わんわん泣いて家を飛び出してきたのだ


「どうしたの??」


一人の男の子が声をかけてくれた。
それでも泣き続ける私。
すると、困った顔をしながら


「ほら、これあげるよっ!
だから泣かないで?ね?」


手に持たされたのは、ドロップ
おもむろに口に入れて


「あっ……ありっがと……」

「いえいえ!泣き止んでくれてよかった!」

「えへへ…ママに怒られちゃってないちゃった!」

「そうだったんだー!」

なんて他愛ない話をしていた。
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