memory
純の顔が強張る。
なんでか敵対心むき出しの純。
理由は私もわからない。

でも隼人って言葉を出すと純は怖くなる。

「美優ー!お、隼人じゃんか!ひっさしぶり!」

「ああ、隼人、久しぶりだね。みーちゃんに触らないで。」

と、私と隼人に距離を置かせる。

「ははっ、相変わらず純はこえーなぁ」

「隼人に言われたくない。」

「そういえば、ここうけるんだって?」

えっ!?

「え、純、私聞いてな」

「隼人、お前のそういうとこがムカつくんだよ。」

「え!?お、俺、なんか悪いこと言ったか!?」

「もーいいわ。みーちゃん、帰るよ。」


私の手を引く純。

慌ててみんなに別れを告げ、純と帰った。
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