暗闇の中にいる私。
希望「っそ。まあ、本当に救ってもらおうなんて考えてはないけどね。」

竜「どーして、希望はそんなにも、人を警戒する?俺は、希望に笑顔と光を届けたい。」

希望「せいぜい、頑張るのね。」

竜「ああ。あと、晩飯、何か食いたいもの、あるか?」

希望「ない。ってか、いらない。私、夜は食べないから。それに朝も食べない。昼はサプリメントだけ。それで充分だから。」

竜「はっ?!マジ?だったら、少しづつ食べろ。ゆっくりでいいから。」

希望「気が向いたら。」

竜「わかった。」





竜がいなくなって…。

私は電気を消し、フードを被ったまま、ベッドに寄りかかり、床に座った。

暗いこの部屋。


やっぱり、暗い部屋だと、落ち着く、私に光は刺激が強すぎる。


竜は、ドアを少し開けて行ったみたいで、ドアの隙間から、微かな明かりが見える。


まあ、それくらいなら、いいか。

光を長時間浴びると、私は死にそう。
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