暗闇の中にいる私。
次の日…今日は予防接種。

涼介から、竜は、泣くって言ってたけど、他は痛がるだけで泣かないみたい。


まあ、竜の泣いてる姿だけ、見られれば満足だけどね。

理事長「注射の順番は、涼介、太陽、蒼斗、紫苑、類、壮太、雄也、来也、竜だ。」

医者「では、最初の方、どうぞ。」

私は見学なので、診察室にいます!



看護師「利き手とは、逆の腕、出してください。」

涼介は、左腕を出した。

医者「少しちくっと、しますよ。」

涼介「っ。」

痛いんだ…。

医者「はい、終わったよ。」


看護師「次の方。どうぞ。」

太陽は、入ってくるなり、利き手とは、逆の右腕を出した。

医者「少しちくっとしますよ。」

太陽「……(涙目)」

医者「はい。終わったよ。」




その後、順調に竜の番がきた。


蝶龍と龍王で、竜をおさえている。

そんなに、暴れるんだ…。

竜「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」

希望「竜?ちゃんと、受けたら、お願い聞いてあげるよ?」

昨日、竜に今週一週間が終わったら、お願い聞いてって頼まれたんだよね。

医者「少しちくっとしますよ。」

竜「ギャアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


竜の悲鳴が家全体に響き渡ったのは、言うまでもない。



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