暗闇の中にいる私。
蒼斗と莉音in遊園地…。

莉音「蒼斗さんは、良かったんですか。私とこんなところにきて。」

蒼斗「まあ、俺が言い出しっぺだし。」

莉音「本当にみなさん、心優しいお方なんですね。」

蒼斗「あのさ、敬語やめない?同い年なんだったら。」

莉音「希望と同じこと言うんですね。」

蒼斗「まあな。希望も最初は敬語で話して声のトーンもかなり低くて怖かったんだよ。」

莉音「あの、希望が?」

蒼斗「竜のおかげで変わった。まあ、莉音が今から行くところに希望が変われたきっかがあるから。行くよ。」

莉音「はい。」










観覧車…。

莉音「綺麗な場所。」

莉音はゆっくり、フードを外す。

蒼斗「フードとれたな。」

莉音「えっ?あっ!」

蒼斗「気にすんな。希望もそうだったから。」

莉音「えっ?」

蒼斗「竜から聞いた話だけどな、希望は、ここの観覧車の夜景を見たいがためにフードをとって、前髪まであげれた。」

莉音「ねえ、私も光の世界に憧れてもいいの?」

蒼斗「いいんだよ。もし、怖いのなら、俺が支えになってやるよ。」

莉音「いいの?」

蒼斗「綺麗な顔してんじゃねえか。」

蒼斗は莉音の長い前髪を耳にかけて言う。


莉音「女性の心を理解してるんですね。」

蒼斗「まあな。」

莉音「今日はありがとう!おかげで少し勇気湧いた。光の世界で生きることに。」

蒼斗「そうか。それなら、よかった。」

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