暗闇の中にいる私。
次の日、龍王倉庫…。

希望「ねえ、この女の子、誰?」

竜「あたらしい、幹部。自己紹介してくれ。」

れの「桃園れの。いちよ蒼斗のいとこ。」

希望「いちよなんだ。」

れの「私は男が嫌いなの。なんでこんな男ばかりのところにいなきゃいけないわけ?」

蒼斗「黙っていれば、いいんだよ。」

希望「蒼斗。強制させちゃだめだよ。」

れの「気にしないで。あなた、お名前は?」

希望「希望です。」

れの「ここでの、役職は?」

希望「姫です。で、本当は、世界No.1の蝶龍の総長、蝶麗です。」

れの「そう。媚を売ったわけでは、なさそうね。」

莉音「なんなの!あなた。そんなに男が嫌なら、関わらなければいいじゃない。」

れの「なに?あなたこそ、なんでここにいるの。幹部?」

希望「莉音も、姫なの。あなたは幹部なんでしょ?なんでここにきたの?男が嫌ならくる必要はなかったはずでしょ?」

れの「希望とか、言ったわね。気に入ったわ。」

蒼斗「れの。それくらいにしておけよ。お前は、それだから、変な男に目をつけられたんだよ。それくらい、自分で別れよ。」

れの「蒼斗も所詮そんなことしか、考えてないのね。」

パチーン

希望「いい加減にしな。あなたが、男に目をつけられたのは、蒼斗のせいじゃないでしょ?自分がいけないでしょ。そうやって、人のせいばかりしてないで、自分に反省しなさいよ。」

れの「なに、偉そうに説教してるのよ。」

竜「お前ら、いい加減にしろよ。れのは反省しろ。おめえが変わりたいからって頼み込んできたくせに、希望に怒ってんじゃねえよ。」

希望「竜。やめて!れのは何も悪くないわよ。悪いのは、私。竜、今日は私、帰るね。」

莉音「私も帰る。」

蒼斗「送って行こうか?」

莉音「大丈夫だよ。」

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