暗闇の中にいる私。
部屋…。

希望「竜なんで、いるの?」

竜「希望が安心して眠れるように。」

希望「竜がいる方が寝れない。」

竜「なんでだよ!」

希望「緊張する。」

竜「可愛いな。」

希望「頭、大丈夫?」

竜「大丈夫。希望にはわからないことだから。」

希望「えっ?なんで?」

竜「いいんだよ。わからなくて。」

希望「そうなの?」

竜「ああ。希望?ちゃんと寝ろよ。俺は自分の部屋に戻るから。」

希望「うん。おやすみなさい。」

竜「おやすみ。」チュッ。

竜に不意をつかれた。










竜がいなくなった部屋…。

私はフードを被ってたからか、部屋をちゃんと見たことがなかったが、改めて見ると、ものすごく広く、私にはもったいないくらい。

コンコン。
竜母「希望ちゃん。入るわよ。」

希望「はい。」


竜母「希望ちゃん。お願いがあるの!」

希望「なんでしょうか?」

竜母「私の事、お母さんって、呼んで!」

希望「っえ?」

竜母「だってさ、竜達、男兄弟は私の事、お袋でしか、呼んでくれないのよ。だから、希望ちゃんには、お母さんって呼んでほしいの。」

希望「いいんですか?」

竜母「いいの。そっちがいいの〜。」

希望「はい!ニコ」

竜母「やっぱり、女の子はいいわね。」

希望「そうなんですか?」

竜母「そうよ!だって、女の子はかわいいもの!男の子なんてすぐに、どっかいっちゃうんだから。」

希望「子供は女の子がいいです。」

竜母「孫は女の子がいいわね。」

希望「まだ、早いですよ。お母さん。」

竜母「そうね。じゃあ、おやすみなさい。」

希望「おやすみなさい。」










私は布団に入り、すぐに寝てしまった。






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