暗闇の中にいる私。
昼休み…。

私はあの女達に呼び出された。竜達には、お手洗いに行くと行ったが、あまりに長いと心配されそう。



女「あら、早いのね。」

希望「なんの御用でしょうか?」

女「竜様達には、近づかないで!」

希望「私は近づきたくて近づいてったわけじゃありません。何度言えばいいんですか。」

女「あなた、本当に哀れね。竜様達から近づいてきたとでも?」

希望「そうです。」

女「馬鹿なこと言わないで!竜様は大の女嫌い。自ら女に近寄ることは決してないのよ。私たちみたいに選ばれしものたちのところには来てくれるのよ。」

希望「あなたたちの方がお金とか使ってるんじゃないんですか?」

女「生意気ね。」

女「やってしまいなさい。」

いろんな子がバケツに入った水を持ってくる。

女「早く!」

私は目をつぶった。かけられる。

パシャー。

あれ?冷たくない。何で?

目をゆっくり開けてみると、竜が全身びしょ濡れでいた。

希望「りゅ、う?」

竜「おめえら、よくも希望に手を出したな!」

かなり怒ってるのか、凄い黒いオーラが見える。

女「ごめんなさい。竜様にかけるつもりはなかったんです。」

竜「別に俺は構わない。希望には謝れ!」

女「ごめんなさい!」

希望「許すわけないじゃん。」



















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