Love begins!!!
「へぇ?」
それと何がどう繋がって、忘れさせるに繋がるんだろう……。
「わかってねーだろ。俺は竹内の視線の先を追ってたわけ。あ、嫌々ね。それで気付いたんだよ。」
「う、うん……?」
「絶対わかってねぇ。あのなぁ、それって俺が竹内を見てるから気付くわけ。言ってる意味わかる?」
それって……つまり……
「あっ、えと、その……」
確かによくからかわれたり、色々されてきたけど……。
大体、女子社員から騒がれている瀬戸が、何で……?
「わかってる。急に言われてもビビるよな。 ……つか今さらだけど、その顔とこの距離はまずいな。」
えっ、と顔を上げると顔を赤く染めた瀬戸。
「ふふっ、瀬戸だって赤くなってるけどー?」
さっきやられたお返しに意地悪にそう言うと、瀬戸は口元を抑え上目遣いで私を見つめた。
瀬戸の熱い眼差しが私の胸を締め付ける。
「えっと……」
「……俺、竹内が好きになってくれんの待ってるから。でもあんまり待たせんなよ?」
そうクシャリとさせた笑顔で言い、私の頭を撫でる。
「うん……」
思わず頷くと、瀬戸は赤い顔で嬉しそうに微笑み、再び私を抱き締めた。
It is a thing of instant like a shooting star to fall in love...!!!
私が瀬戸と恋に落ちるのは、そう遠くない未来……かもしれない。
~fin~