ぽっちゃり幼なじみ=イケメン幼なじみ!?



「そうだ、亜箕高校どこ行くんだ?」



ゆっくりスマホを机に置いて思いついたように聞いてきた



「天海高校だよ?この辺じゃド定番の進学ルートだけど」



「げ……」



「げ、げって言った!?今げって言った!?
なによひどい!一緒だからって」



「げって言っちゃ悪いかよ?
てか俺と高校一緒って知ってんの?」



めんどくせーって顔して頭をかく



「お母さんから聞いてたから」



「あーそうゆうこと」



納得したように頷くと両手を後ろに置き後ろに体重をかけた


そんなにわたしと一緒なのが嫌かね
響くんいるよって言われて選んだわたしがバカみたいじゃない


1人でテンションあがってバカみたいじゃない



「わぁぁぁぁー!!!!」



嫌気がさしてつい叫んだ



そんなわたしの声に響くんは少しビクッとした



「なんだよ、ビックリした」



ほんとなにこの人
顔だけじゃなくて性格も180度違う!!
優しかった響くんはどこに消えたのさ!!



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