ぽっちゃり幼なじみ=イケメン幼なじみ!?
「お帰り、かなり長い間だったね
でも久しぶりに会うんだし仕方ないか
…あ、そうそう亜箕の荷物片付けといたからな」
ニコッと笑ったお兄ちゃんにありがとうと一言言ってさっき出会ったすんごく変わった響君について話した
「いや、実は俺知ってたんだよね」
あははーと笑う
笑い事じゃないって!
わたしめちゃくちゃビックリしたのに!
「じゃ、何で言ってくれなかったのさ‼︎」
ベシッと一発おみまいしてやった
「いやーイケメンになった響見てどんな反応になるのかなぁって思ったからね
亜箕の好みだったみたいだな」
………は?
え、何言ってるのですか
むしろぎゃく?だよ
顔は確かにイケメンだったけどさぁ
性格はまだ昔のほうがよかったよほんと
「……あれ?その顔は好みじゃなかったみたいだな
性格は許してやんなよ
あいつにもいろいろあったみたいだしさ」
まぁまぁ、と言うように両手をヒラヒラ振って少し困った顔を見せた