ぽっちゃり幼なじみ=イケメン幼なじみ!?
「亜箕ちゃん」
学校につきランドセルを背中から降ろすわたしに近づいて来たのは
田中美穂ちゃん
フワフワした容姿とは違って実際は素直で明るいわたしの親友
「ねぇねぇ響くんのどこがスキなの?」
ほら、今日もあり得ないくらいに元気
「おかしいよその質問...わたし別に響くんスキじゃないし」
「でも毎日一緒に来てるよね」
「あれは...幼なじみだから何となくね」
響くんに目をやりながらぶっきらぼうにそう言った
「ふーん...でもね、響くんってもっと細かったらカッコいいと思わない?」
「そうかな?」
そんなこと考えた事も無いし...
あ、でも小さい頃は今よりは細かったっけ?