ぽっちゃり幼なじみ=イケメン幼なじみ！？

「じゃ、また明日な！」



「うん！」



響くんに手を振って玄関の扉を開ける



「ただいまー」



「おかえり〜」



開けた瞬間目の前に立ってるお兄ちゃんにビックリしてもう1回ドアを閉めかけた



「な、なにニヤニヤしてんのよ」



変なもの食べたんじゃないかって思うほどニヤけてるお兄ちゃんを正直気持ち悪いと思いながら言った



「いーや、亜箕と響が16にもなると並んでる姿はカップルみたいだなって思って
見てた」


またもやニヤニヤしながらそんな事を言う
だからつい



「え、なによ見てたって！変態、ド変態！」



変態て言っちゃった



「帰ってきたときに偶然見えただけだからな
あとドまでつけなくたっていいだろ」



いや、変態は気にしてないの



「じゃぁ変態で」



吐き捨てるように言いせっせとローファーを脱いだ



「変態でもないからな」



「はいはい」



お兄ちゃん優しいけどこういう事になるとめんどくさいんだよね〜



少しだけため息をつきながら階段を登った