ぽっちゃり幼なじみ=イケメン幼なじみ!?
「よ、帰んぞ」
放課後帰る準備するわたしの頭をポンっと叩く響くん
「うん!帰ろっか」
ぱっと響くんを見るとお昼美穂ちゃんから聞いた事が頭をめぐって
「うぅ………」
「え、………は?何?泣いてんの⁉︎」
響くんはおどおど自分が何かしたかと考える
「だって…………大変だったんだね………グズッ……」
「アホじゃねぇの、何があったか知らねぇけど
ほら泣き止めって
帰りづらいから」
そう言ってカッターシャツの袖をわたしの目に押しやる
その袖をつかんだ
______ズルズル
「お前!鼻かんだろ今!きったねぇー離せよ」
「カッターシャツわたしに向ける響くんが悪いんだよ!」
「頭どうかしてんじゃねぇの?」
「わたし小学の時からこんなだし」
「知ってる、お前は変わんないな
まぁ、元気出てよかったな
ほら、帰ろっか」
《帰ろっか》
この言い方。前の響くんっぽい
優しい、包まれるこの感じ
なつかしい
「うん!」