意地悪な君は私の初彼
「私、ふられちゃった。遊びでいいなんて思ってなかったけど、それでもいいって思っちゃった...」...

そうだったんだ....


キス...してなかったんだ....



「まどっ...「美緒」



「え?」



「私はダメだったけど...あんたは頑張りなさいよ。わたし、結構あんたのこと、嫌いじゃないから...。あんただったら...いいと思ってる」



「円香ちゃん...でも、昨日怒らせちゃって...」




「なにやってんの。高校生活は1回だけよ。早くいってきなさい」



「...うん!」


そういって私は飛び出した



「円香...私の前でいいなら泣いてもいいよ?昨日も...泣いてたんでしょ?」



「あかり...うっ...あ..ありがと...」



二人がこんな会話してたなんて美緒は知らない



ただただ、龍樹に向かって走り出す
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