鎖。*奈落の底へ落としてあげる。*
未来はそれに対して、何事も無かったかのような笑顔で、
「どっちでもいいや
あと、二人とも名前呼び捨てでいいからね」
と言った。
「了解。
っていうか、俺はもともと呼び捨てだったけど。
んで、質問の答えは?」
今度は未来が意地悪そうな笑みを浮かべて言う。
「残念☆
このテディベアは私の手作りデシタ。
私と湖都と湖都音、三人お揃いなの。
“ずっと一緒”っていう約束の証に……。」
『…………。』
来と那柚は何も言うことができなかった。
泣きそうなのに泣かないように我慢している未来が、自分達とは違いすぎて……。
「他には?
あるんでしょ?」
しかし、意外にも未来は次の質問を要求した。
「あのチェストの上の写真(いっぱい置いている)、全部一人だけ分からない人がいる。
その人が“湖都”?」
壁に掛けられている写真には、風景画や、湖都音との写真、実母と思われる人とその家系の人達の写真などけっこうあった。
だけど、チェストの上の写真は全て、未来と誰か分からない男のツーショットのみ。
「正解☆
その人が湖都。
優しそうでしょぉ?」
「なんていぅか、………無愛想っすね?」
那柚がぽつりと呟くと、未来に聞こえたらしく、ショックを受けていた。
「どっちでもいいや
あと、二人とも名前呼び捨てでいいからね」
と言った。
「了解。
っていうか、俺はもともと呼び捨てだったけど。
んで、質問の答えは?」
今度は未来が意地悪そうな笑みを浮かべて言う。
「残念☆
このテディベアは私の手作りデシタ。
私と湖都と湖都音、三人お揃いなの。
“ずっと一緒”っていう約束の証に……。」
『…………。』
来と那柚は何も言うことができなかった。
泣きそうなのに泣かないように我慢している未来が、自分達とは違いすぎて……。
「他には?
あるんでしょ?」
しかし、意外にも未来は次の質問を要求した。
「あのチェストの上の写真(いっぱい置いている)、全部一人だけ分からない人がいる。
その人が“湖都”?」
壁に掛けられている写真には、風景画や、湖都音との写真、実母と思われる人とその家系の人達の写真などけっこうあった。
だけど、チェストの上の写真は全て、未来と誰か分からない男のツーショットのみ。
「正解☆
その人が湖都。
優しそうでしょぉ?」
「なんていぅか、………無愛想っすね?」
那柚がぽつりと呟くと、未来に聞こえたらしく、ショックを受けていた。