最高の旦那サマ!






「一限は理科だ~頑張れよ。よし、それでは以上」




先生に礼をした後、



手探りで教科書やノートにアレを挟む。







「あ、美星。先行ってて」




「あ、うん。いいけど....」




ちょっと疑問を持ちつつもほかの子に寄っていく美星。





美星には迷惑をかけたくない。




教科書を持ったままトイレの個室に入る。




そしてアレを出す。




「やっぱり........」





あたしだってそんなに強くない。




時には泣いてしまう......よ。








あたしなんか可愛くないし、剣士と釣り合ってないのなんてわかってる。



でも剣士はあたしを認めてくれたの。



こんなあたしと結婚してくれたの。





だから自信を持ちたかったのに.....







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