最高の旦那サマ!
「意地悪してる奴より断然お前のほーが可愛いから。堂々としてろ」
「、はい......」
先生はあたしを大きく見てくれる。
あたしの存在は必要だよ、って教えてくれる。
「先生ありがとうございます。先生の事すきです!」
「まーじでー?剣士ごめんよー」
「あはっ、あはははっ!」
真顔で言うからおもしろい!
アメリカンジョーク!
「美紅、俺ガチ好きだよ。わりぃ、好きになっちまった」
「へっ?」
岸谷先生....?.......
「お前は結婚しちゃったし、俺の生徒だし、どーする事も出来ねぇ。でも気持ちだけでも伝えたいと思った」
先生があたしを。......
「先生は堂々とさせてくれます。あたしの事すきって言ってくれる人いるんですね。ホントありがとうございます」
「美紅?剣士だって......」
『剣士はあたしの事すきじゃないですよ』という言葉を言おうとしたのに、言えなかった。
どうしても認めたくない。
「何があろうと俺はお前を好んでる。俺の趣味は確かだし!」
察した先生は慰めてくれた。
先生は周りを明るくさせる、太陽の様な人だ。
こんな先生がきっといい女性に巡り合えて、いい教師であり続けますように。