最高の旦那サマ!






「意地悪してる奴より断然お前のほーが可愛いから。堂々としてろ」





「、はい......」




先生はあたしを大きく見てくれる。

あたしの存在は必要だよ、って教えてくれる。





「先生ありがとうございます。先生の事すきです!」





「まーじでー?剣士ごめんよー」




「あはっ、あはははっ!」



真顔で言うからおもしろい!

アメリカンジョーク!




「美紅、俺ガチ好きだよ。わりぃ、好きになっちまった」





「へっ?」



岸谷先生....?.......




「お前は結婚しちゃったし、俺の生徒だし、どーする事も出来ねぇ。でも気持ちだけでも伝えたいと思った」





先生があたしを。......



「先生は堂々とさせてくれます。あたしの事すきって言ってくれる人いるんですね。ホントありがとうございます」




「美紅?剣士だって......」



『剣士はあたしの事すきじゃないですよ』という言葉を言おうとしたのに、言えなかった。




どうしても認めたくない。




「何があろうと俺はお前を好んでる。俺の趣味は確かだし!」



察した先生は慰めてくれた。


先生は周りを明るくさせる、太陽の様な人だ。





こんな先生がきっといい女性に巡り合えて、いい教師であり続けますように。






< 30 / 114 >

この作品をシェア

pagetop