意地悪なキミに、スキをあげる。
大っ嫌いな数学と格闘して1時間半…。
背中が疲れてきたので、ちょっと歩くことにします…。
図書館に入ってからまだ朝陽さん見てないしね…。
適当にフラフラ歩いていたら、本を整理してる朝陽さんを見つけまし……
………あれ………誰…?
気づかれないように反対側の本棚に回った。
どうしよう…。
制服着てる…。
背が小さくて、可愛い女の子…。
「えっ?! そうなんですか?!じゃあ家入れないですね〜」
「ん、わざわざ来てもらってごめんな。早く上がる予定だったんだけど、用事がはいっちゃってさ」
…その用事って、あたしのことですよね…?