意地悪なキミに、スキをあげる。

すき。

すき。


だいすきです。



すきって気持ちと、涙が止まらない。




「泣き虫」

「安心して泣いてるだけですっ！」




意地を張ったら、頭をよしよしされたのでもう何も言えません…。

ついでに涙も拭ってくれました…。




「…それにしても、お前に大嫌いって言われるとは思わなかった」

「そ…れは、仕方ない、です」




きゃぁああぁぁっ

もうすごく恥ずかしい！！

朝陽さん…そんなことは記憶から今すぐ抹消してください！！




「俺もあのときだけは、クソあお許さねぇって思ったわ」


「ひど！？」


「だって俺なんもしてねぇもん。あおの勘違いだったわけだし」



むぅ……。