意地悪なキミに、スキをあげる。




「なんでいきなり意地悪になるんですか?!さっきまではすごく優しかったのに…」


「あおを側に置いとくために必死だったから」




平然とした顔で、そんな萌え殺しみたいなセリフ言うのやめてもらえますかっ!?


こっちは心臓に破壊されそうな勢いなのに…。



いきなりそんなことを言われて、

どう返したらいいかわからなくて、口開いたまま閉じれなかった。




「もうあおは俺のだから知らね」




口は悪いのに、

優しい目で見つめられて、あたしはその目に吸い寄せられてしまいそう…。


さっきからドキドキが止まってくれません…。




「あっ!!!」

「話逸らしてんじゃねぇよ」

「違います!重要なことです!!」



聞き忘れてましたっ!!




「今日バイトの日ですよね?どうしたんですかっ?」


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