意地悪なキミに、スキをあげる。




「え………っ」




息が止まったかと思った。




何で…

なんで?



どうしてここに




朝陽さんがいるの?




細身のスーツを着て、茶色かった髪が黒になっていて


いつもより自然に整えられた髪の毛。




湊くんに見せるような爽やかな笑顔。




「はぁっ!!!!」




朝陽さん!!!!

と叫ぼうとして、口を手で覆った。




これ…

言ったら…やばいやつじゃないですか?!



祐希奈とアヤも目が点で、体が硬直して動かない…。



< 184 / 309 >

この作品をシェア

pagetop