意地悪なキミに、スキをあげる。

「白崎さん、今回のプリントどうしたの？」

「えっ………そんなにやばかったですか？」




じっと顔を見つめられて、ドキッとした。



自信あったのに間違ってるって結構ショック…。


合ってると思ってたのに間違ってるのって、一番悪いことじゃん…。




「…すいません。頑張ったんですけど…。今度のプリントはもっと頑張ります…」

「…………白崎さん勘違いしてない？」




机の上に置いてあるプリントの山からあたしのプリントを探して

あたしの目の前にスッと出した。




朝陽さんの字でマルつけられたプリント。




足元だった視線をプリントに向けると