意地悪なキミに、スキをあげる。
耳たぶにキスされたり、甘噛みされるのなんて初めてで…っ。
「…っ、ん…ゃだ…」
あまりにもくすぐったくて身をよじると、朝陽さんのフッと笑った声が聞こえた。
「やだじゃないよね」
からかうような口調と、
あたしの髪の毛を耳にかける指先にドキンと胸が跳ねた。
「あお」
「…はい…っ、」
「すき?」
「………すき、です…」
もういやです…。
体が熱くて、今ものすごく
朝陽さんに抱きつきたい…。
あたしも朝陽さんに触れたいです…。
「朝陽さんっ、もっかい…ぎゅー…」
すきが
溢れちゃう。