意地悪なキミに、スキをあげる。
書き終わって時間を見たら、夜の0:45だった。
「もうこんな時間…っ。寝なきゃ」
急いで寝る支度をして、
書き終えたばかりの手紙を丁寧にカバンの中にしまった。
あたしの気持ち、ちゃんと朝陽さんに届くといいな。
朝陽さんサプライズは明日の帰りのSTの時にやる予定。
サプライズ成功しますように!!
そう思いながら目を閉じた。
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「先生来た?」
「まだ!来たら合図するから静かにーっ!」
担任には朝のSTでサプライズをするから黙っててってお願いをして口裏を合わせた。
只今、帰りのSTのために教室に来る朝陽さん待ちです!!!
「あぁっ!ドキドキしてきたよ祐希奈〜!」
「落ち着いてよ!ちゃんと手紙持ってきた?」
「うんっ!!!もちろん!」
片手にクラッカーを持って、もう片方の手はクラッカーの紐を引く。
なんだかいつもとは違うドキドキ。