意地悪なキミに、スキをあげる。




「こっちは諦めようとしてたのに…まじお前なんなの…」




苦しいくらい抱きしめられた。



へっ?!



ちょ…っ、あたしには状況が…!

話が見えないんですけど…。




「何で会いに来たんだよ…。来るなって言っただろ…」


「だからそれはっ…話が、あるからで…」




ちょっと苦しいです…っ、朝陽さん…。



でも…抱きしめられてるっていう事実が嬉しいから…。



何も言いません…。




「話して」


「こっ、この状態でですか?!」



抱きしめられたまま言えと?!



コクッと頷いた朝陽さん…。



でも顔見えないからいいかもしれない…。



朝陽さんのシャツをギュッと掴んで。



……いざ、告白という名の元へ出陣です!!!



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