君と過ごした100日間は。
「さてと、蓮斗も帰ってきたことだし、話しますか」
お父さんとお母さんが座ってるソファーの向かいに、僕も座る。
テーブルを挟んで、向かい合わせの状態。
そして僕だけ床に座ってるっていう。
「そういえば、お母さん何しに来たの?」
「あら、蓮斗の成長した姿を見に来たのよ?」
成長した姿って・・・。
そんぐらい写真でいいじゃんか。
「嘘つくなよ」
「あら、やっぱりバレちゃった?」
「で? 本当は?」
お母さんは少し俯いてから、真面目な顔で答える。
「雪菜のことについてよ」
さっきまでニコニコしてたお母さんが、いきなり真面目に話してきたから、雪菜に何かあったのかと思った。
僕も真面目な顔で、お母さんの話を聞こうとすると、お母さんの隣に座ってるお父さんが、いきなり「ぷっ」っと笑いだした。
「な、なんだよ・・・」
「蓮斗、そんな真面目な顔するなよ。 ふはははっ」